狂犬病について

平成16年3月23日に狂犬病の清浄地域(台湾、ハワイ、イギリス等一部の国)以外の国からの幼犬の輸入自粛が農林水産省からでました。1年に約3.5万〜5万人が狂犬病で死亡していますし、隣の中国では死亡者が年々増加しているようです。そこでよく聞く飼い主さんからの質問

先生〜、日本に狂犬病はないので予防注射しなくていいでしょう。?
だめ〜。注射してない犬には触りたくありません。
狂犬病は犬だけでなく他の哺乳類や鳥類等すべての恒温動物に感受性があります。現在相当数の動物が海外から輸入されていますし、検疫は万全ではありません。予防注射をしない犬がいるといつ狂犬病がおこってもおかしくないと思います。

なったら治せばいいじゃん。
治せません!死亡率100%!!鳥インフルエンザの比ではありません。
発病すると治療法はありませんし、発病前の血清療法も日本では血清がないそうです。


それじゃ外国で動物に触ったらやばくない?
その通り!特に野生動物はとってもあぶない!リスにエサをやろうとして咬まれたり、アライグマにひっかかれたり、コウモリのいる洞窟に入ったり、は要注意。特に東南アジアでは神経症状のある犬や猫には近づかないようにしましょう。

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